『Marvel's Wolverine』登場キャラの原作・実写での正体を解説|ゲームから入る人のウルヴァリン入門
[PR] 当記事はアフィリエイトリンクを含みます。 この記事に『Marvel's Wolverine』本編のネタバレはありません。 公開済みのトレーラーと公式発表の範囲に留めています。
2026年9月15日、PS5用ソフト『Marvel's Wolverine』が発売されました。『Marvel's Spider-Man』シリーズのInsomniac Gamesが手掛ける、ローガンを主役にした単独アクションアドベンチャーです。**CERO:Z(18才以上のみ対象)**という区分が示すとおり、爪で戦うキャラクターを容赦なく描いた作品になっています。
このゲームで初めてウルヴァリンに触れた方に向けて、登場人物たちが原作や実写映画ではどういう存在なのか、そして次に何を観れば・読めばいいのかを案内します。
まずゲームの基本情報
- 発売日: 2026年9月15日
- プラットフォーム: PlayStation 5
- 開発: Insomniac Games / Marvel Games
- 価格: スタンダード版8,980円 / デジタルデラックス版9,980円
- CERO: Z(18才以上のみ対象)
- 日本語版キャスト: 東地宏樹(ウルヴァリン/ローガン)、松田健一郎(セイバートゥース)、田中理恵(ジーン)、井上麻里奈(ミスティーク)、安元洋貴(オメガ・レッド)、井上和彦(トラスク)、杉本ゆう(デスストライク)、子安武人(エセックス)ほか
舞台は世界各地に広がり、日本の新宿も戦いの場になります。格闘ゲーム『MARVEL Tokon:ファイティング・ソウルズ』との相互コラボレーションも実施されており、ゲーム内の日本風アーケードを訪れると『Tokon』風のスーツがアンロックされます。
この世界には、まだX-MENがいない
本作の設定で最も重要なのがここです。『Marvel's Wolverine』の世界には、まだX-MENが存在しません。
代わりに登場するのが、ナサニエル・エセックスが結成した特殊部隊「Team X」。メンバーにはローガン、ビクター・クリード(セイバートゥース)、レイヴン(ミスティーク)が含まれ、億万長者ボリバー・トラスクによるミュータント排除計画に対抗していく——という構図です。
原作を知っている人なら、この時点で不穏さを感じ取るはずです。理由は次の項で説明します。
登場人物は、原作・実写では何者なのか
ナサニエル・エセックス(ミスター・シニスター)
Team Xを結成した人物ですが、原作におけるナサニエル・エセックスはミスター・シニスター——19世紀にアポカリプスによって不老の存在に変えられた、遺伝子操作に取り憑かれた科学者です。
ミュータントの遺伝子、とりわけ特定の血統に病的な執着を持ち、クローンや実験体を無数に生み出してきました。X-MEN史における"遺伝子いじり"の元凶と言っていい存在で、『ミュータント・マサカー』という大量虐殺事件の首謀者でもあります。
そして2028年公開予定のMCU版『X-MEN』では、アダム・ドライバーがミスター・シニスターを演じることが発表されています。ゲームで名前を覚えておくと、2年後に効いてくるはずです。
ビクター・クリード(セイバートゥース)
ローガンの宿敵にして、最も長い因縁を持つ相手です。同じく再生能力と爪を持ち、しかし倫理の枷を持たない。ローガンが「自分がもし獣のままだったら」を見せつけられる鏡のような存在として描かれてきました。
実写ではフォックス版『X-メン』(2000)や『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009)に登場しています。
レイヴン(ミスティーク)
姿を自在に変えるミュータント。原作ではナイトクローラーの実母であり、長年ブラザーフッドを率いてX-MENと敵対してきましたが、時代によって味方にも敵にもなる複雑な立ち位置です。
実写ではレベッカ・ローミン版(旧3部作)とジェニファー・ローレンス版(若手シリーズ)があり、後者では準主役級に格上げされました。ローミン版は『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』への参戦が予定されています。
ジーン・グレイ
トレーラーではローガンとダンスを踊る場面も公開されました。原作・実写を通じて、ローガンが最も深く想い、そして最も残酷な形で失う相手です。
実写『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)では、暴走した彼女を止められるのがローガンだけという状況に追い込まれます。『LOGAN/ローガン』(2017)に漂う喪失感の源流も、ここにあります。
なお2028年のMCU版『X-MEN』では、セイディー・シンクがジーンを演じる予定です。
ボリバー・トラスク
センチネル(対ミュータント兵器ロボット)の開発者です。実写『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)では、彼の暗殺こそが暗黒の未来を生む分岐点として描かれました。ミュータント排除を掲げる人間側の象徴的存在です。
レディ・デスストライク
本作では忍者カルト組織「ザ・ハンド」を率いるとされています。原作のユリコ・オヤマはアダマンチウムの爪を持つ暗殺者で、ローガンとは日本を舞台に因縁を重ねてきました。実写では『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009)に登場しています。
「ザ・ハンド」は原作ではデアデビル側の宿敵として有名な忍者組織で、Netflix版『デアデビル』『ディフェンダーズ』でも中心的な敵として描かれました。
オメガ・レッド
ソ連が生んだ生体兵器で、触手状のカーボナディウム製コイルで相手の生命力を吸い取ります。原作では90年代のウルヴァリン作品を代表する強敵。実写映画には登場しておらず、映像作品で本格的に描かれるのは実質これが初めてです。
ゲームの次に観るなら
ローガンの物語を映像で追うなら、順番はこうなります。
まず2本だけ観るなら
- 『X-メン』(2000) — 記憶のない流れ者として現れ、少女ローグを救うまで。彼の"父性"の原点
- 『LOGAN/ローガン』(2017) — 老いて力を失った最晩年。アメコミ映画屈指の完璧な終幕とされます
日本が舞台のゲームを遊んだなら
- 『ウルヴァリン:SAMURAI』(2013) — 日本編。ジーンを失った後の喪の物語で、『LOGAN』の孤独に直結します
当サイトでは、目的に応じた視聴順を「ウルヴァリンという男を追いたい!」ガイドにまとめています。最短5時間のコースから、黒歴史込みの20時間コースまで用意しました。
ゲームの次に読むなら
原作コミックの日本語版から、ローガンを知るための3冊を挙げます。
- 『X-MEN ウルヴァリン:オリジン』店頭在庫のみNo.181 — 19世紀、少年ジェームズの爪が初めて出る夜。100年隠されてきた出生の秘密
- 『ウルヴァリン:バック・イン・ジャパン』店頭在庫のみNo.183 — 日本を舞台にした現代編。ゲームの新宿編が気に入った方へ
- 『ウルヴァリン:オールドマン・ローガン』9/30消滅No.331 — ヴィランが勝利した未来で農夫として暮らす老ローガン。映画『LOGAN』の着想元です
ひとつ重要なお知らせがあります。 マーベル・コミックの日本語版電子書籍は、2026年9月30日で全ストアの配信が停止されます。上記のうち『オールドマン・ローガン』と『デス・オブ・ウルヴァリン』9/30消滅No.332は電子版のみの扱いで、この日を過ぎると購入できなくなります。
事情の詳細はこちらの記事にまとめました。気になる作品がある方は、月末までにご確認ください。
運営者プレイレビュー(ネタバレなし)
実際にクリアした立場から、ネタバレなしの感想を記しておきます。
登場人物を絞り、ローガンという人物を濃く描いた作品です。 キャラクター数は決して多くありませんが、そのぶん一人ひとりの掘り下げが深く、物語の焦点は終始「ローガンとは何者か」に当てられています。
ゲームとしては、『Marvel's Spider-Man』とはかなり性格が違います。オープンワールドではなく、基本は一本道のステージ構成。アダマンチウムの爪で敵陣に突っ込んでいくスタイルで、ソウルライクに近い戦闘体験になっており、パリィを活かして戦況を組み立てていくことが重要になります。
ヒーリングファクターを持つウルヴァリンの性質上、戦闘中も体力が回復していきます。それでも多くの敵に取り囲まれると難易度は跳ね上がるので、時にはステルスキルを使い分ける必要も出てきます。ジーン、ミスティーク、セイバートゥースとの連携技も見どころです。
スパイダーマンのように空間を大きく使ったアクションはありません。しかし近距離戦闘で暴れるウルヴァリンを自分で操作できるゲームは、これしかないというのも事実です。ストーリーもミュータントとローガンという人物にしっかり焦点が当たっており、個人的には面白いと感じました。
あえて問題を挙げるなら、予備知識の壁です。 X-MENの映画しか観ていない人からすると、映画で馴染みのあるメインキャラクターはジーンとミスティークくらいしかいません。世界観を深く理解するには、少し厳しいところがあるかもしれません。
——この記事で登場人物の背景を整理しているのは、まさにその壁を埋めるためです。上の解説を読んでからプレイすると、一人ひとりの登場に意味が見えてくるはずです。
本記事は2026年9月18日時点の公開情報にもとづきます。価格・在庫状況は変動します。 当サイトはMarvel Entertainment, LLCおよび関連会社とは無関係の非公式ファンサイトです。